Naoko KAIHOU

かなりあ Vol.2



 

いつもTVで愛くるしい笑顔を見せてくれる奈保子。 ちょっと落ち込み気分の時でも、ブラウン管を通して奈保子を見れば、心は晴ればれ。 なんていう人がたくさんいることだろう。 奈保子はいわば、心の安らぎになっているんだな。 そしてこんなわれわれのために、奈保子は今もTV局からTV局へと飛び回ってくれ.るんだ。 しかし、悲しいかな、われわれはTVの奈保子しか知らない。 ブラウン管以外の奈保子って、いったいどんな女の子なんだろう…。 ハイ!そんな気になる疑問を、FCはばっちりお答えしちゃうよ。 奈保子の素顔をさぐるため、FC取材班は、3月とある日、 奈保子の行動を1日じっくリ追ってみた! きみも取材班に加わったつもりで、一緒に奈保子の行動を迫っていってみよう!   NHKの廊下は奈保子の歌声でひびいていた 1時PM  この日の奈保子の仕事はNHK「レッツゴーヤング」と、 NTV「紅白歌のベストテン」だ。 まずはリハーサルチェックの厳しいNHKからスタート。 取材班が到着した時にはもう、奈保子は一回目の音合わせが済んだ後。 楽屋で待機中というんで、ズラーッと並んだ出演者控え室の方へ行ってみると、 ん…?かすかに聞こえてくるのは奈保子の歌声。 その声を頼りにして、思い切ってドアーをノック。 「ハーイ!どうぞー!」と弾んだ声が返ってきた。今日も奈保子は元気いっぱいだ。 楽屋では、マネージャーといっしょにステージで歌う、 オリビア・ニュートンジョンの「ザナドゥ」の練習中。 「なかなか詞が覚えられないの。」なんて言いながら、練習に余念がない。 「聖子ちゃんの足をひっぱらないようにしなくちゃね。」 と、この「ザナドゥ」をいっしょに歌う、松田聖子ちゃんへの心使いがなんていじらしいんだろう。 2時PM 練習の合間をぬって、NHKのロビーで某新聞社の取材。 真剣な顔をして記者の質問に答える奈保子。いつもの笑顔があんまり見れない。 インタビューが終わった後に聞いてみると、 「だって、いやらしい質問ばっかりしてくるんだもん。だからわざと深刻ぶって答えちゃった。」なっなんと!われわれの奈保子にいやらしい質問などとは詐せん!しかし、奈保子はその手の質問の切り抜け方をちゃんと知っているんだ。こういう切り抜け方というのは、頭の回転が早くなきゃできないこと。 うーん!奈保子、なかなか頼もしくなったね。ファンとしては、実に安心というところさ。   奈保子!カップ焼きそばは3分間待たねばならぬぞ! 3時PM 暇があれば「ザナドゥ」の練習。そんな奈保子のお腹がグーッ。 マネージャーさんが自動販売機の「マルちゃんカップ焼きそば」を買ってきた。 お湯を入れて3分待たねばならないのに、2分もしたらフタを開け、ズルズル。 「アハハ、やっぱりかたいや。でもおいしーです。」 ほんとにおいしそうに食ベてる。食へてる最中も「ザナドゥ」の練習。 「ザーナドゥー、ズルズル、ザーナドゥー、モグモグ。」 練習熱心なのはいいけど、やっぱり消化に悪いぜよ。 3時45分PM さあ、ランスルーだ。奈保子がお化粧をしはじめる。 「私お化粧きらいなんだけど、しないとTVに写った時、 顔がぼけちゃうから仕方なくしてるんです。」 でも、肌がとってもきれいだから、ほーんの少ししかしなくて平気。 素顔の奈保子と全然変わらない。 「ありゃ、口紅なくしちゃったあ。いいや,いいや。」 こんな無頓着なところがまたいいんだよね。 4時PM ピンクの衣裳で「17才」を2回歌った奈保子。 歌い終わった後、どこへいていいものかわからずステージ上でウロウロ。 あわてたマネージャーが奈保子の腕をひっぱって舞台そでへ引っ込ませるという一幕も。 「目が悪いから、なにがなんだかわからなくなっちゃうんです。スイマセン。」 よし、僕が奈保子の杖になってあげよう。なんちゃってね。  こぽさないように、おでんを食べようね 5晴30分PM 松田聖子ちゃんと「ザナドゥ」のリハーサルをした後、 お次ばNHKホールのお隣りの渋谷公会堂へ「紅白歌の.ベストテン」のリハーサル。 大きな蓄音機のセットの上で「17才」を歌うんだけど、 立つ所が狭いため奈保子こわごわ。 「歌い終わっておじぎをしたら、足が半分出てるんだもん。あーこわかった。」 なんて必死で訴える奈保子に、マネージャー 「それなら上半身だけで踊りなさい.」 とはちゃめちゃなことを奈保子に、言いながら、またまたNHKへとんぽ帰り。 7時からは「レッゴーヤング」の本番だ。 行ったり来たりと、まーほんとに忙しいのー。 6時30分PM あと30分で本番だというのに、奈保子のお腹はまたグーッ。 マネージャーが買ってきたおでんを見て大喜ぴ。 「衣裳にこぽすといけないから、私服に着がえて食べなさい。」 というマネージャーの言葉に、 「そんなことないのに」とぷつぷつ言いながら、ふだん着になっておでんを頬ばる奈保子。 どこにでもいる女の子って感じだったなあ。 6時45分PM 「髪がくしゃくしゃになっちゃった。」 と、7時本番を前に、奈保子あわててメーク室へ。 どでかいドライヤーで美容師さんが奈保子の髪をセットしながら、 奈保子のメークアップアドバイスもしてくれる。 「うーん、頬紅をもう少しつけてね。あらっ口紅は?」 「なくしちゃったからいいんです。」 ケロッとしていう奈保子に 「ダめよ、つけなきゃ。」 とちょっぴり注意。お化粧に興味ナシの奈保子は、美容師さん泣かせかな? 7時PM 奈保子!早くステージヘ!本番だぞ! という声がかかっても、奈保子はなぜか楽屋でモタモタ。 「靴がきつくて入らないんです!きゃーっ!早くぅー!」 自分で自分を急がせながら、もたつく足でステージヘ。 オープニングにどうやら間に合い、スタッフ一同ホッ。 この日は、同じ事務所のよき先輩、西城秀樹さんもいっしょということで、 なんとなく奈保子も落ち着いている。 いつもの透きとおった声で「17才」を歌い上げ、 心配していた「ザナドゥ」もぱっちり決まり、安心して楽屋へ引き上げた。 楽屋ではモニタービデオに熱心に目をやり、他の人の歌いぶりを勉強していたよ。  渋谷公会堂は奈保子コールでびんびん揺れた! 7時45分PM NHK無事終了。お次は生放送の「紅白歌のベストテン」だ。 車で移動中、奈保子の車はファンに囲まれ立ち往生. 「ファンの人をひっかけないようにね。」と心配そうだ。 8時PM こんなわけで、本番スレスレに到着。 さっき言っていた蓄音機のセットでも、マネージャーさんの言葉どおり、 上半身だけリズムに乗って、元気に歌ってくれた。 ファン諸君の奈保子コールも、なかなか決まってたぜ! 生放送なんで、ちょっと緊張した1時間もあっという間に過ぎ、 奈保子は次なる仕事のため、ラジオ局へ飛んでいった。 われわれ取材班はもうバテバテなのに、奈保子は元気はつらつ。 小さな身体のどこにこんなパワーがあるんだろうか。 だけど、TVに写っている時もいない時も、奈保子ってきみたちが思ってるとうり、 純で素直なかわいい女の子ってこと感じていただけたと思う。 毎日が忙しい奈保子。やさしい心をいつまでも抱き続け、今のままでいてほしいね。