Naoko KAIHOU

かなりあ Vol.12



 

   奈保子 ’82年を振りかえって この一年間で、奈保子はいろんなことを学んだ。例えば「けんかをやめて」のような、 感情を生かして唄う難しい歌への挑戦。幅がより広がったコンサート…。 一人前のシンガーとして、たくさんのことを要求されそれを見事にやってのけてくれた。 今、奈保子自身から今年一年を語ってもらおう。 FC: 今年も忙しい一年だったけどいちばん思い山深い出来ごとは? 奈保子: 年の始めにオーストラリアに行ったことかなー。まだコルセットをつけていたころだから、  海には入れなかったんだけど、湿気はないし、景色はいいし、よかったー!  私たちが行ったヘイマン島っていう島は、日本人が一人もいなかったし…。 FC: よっぽどオーストラリアが気に入ったみたいね。  映画でもオーストラリアが舞台ということで見に行ったっていうのがあったもんね。 奈保子: アハハッ。もーすっごく気に入っちゃって。絶対また行こうと思ってます。 FC: お仕事で印象に残ってるのは? 奈保子: やっぱり秋のリサイタル。去年事故でできなかったんですよね。  だからその分、今年のリサイタルは私なりに一生懸命やりました。  去年の分までがんばろうと思ってやったので、自分でもすごくいいコンサートができたと思っています。 FC: ずいぶん大人っぽい面も見せてくれたね。 奈保子: そう…。今までの感じと少し違えて、「レディーナオコ」っていうテーマがあったんです。  大人っぽい構成だったし、私にできるかな、できてもみなさんが満足してくれるかなってとても心配でした。  でも終わったあとの評判がよくて、私も安心しました。 FC: でも今年は19才になって、歌に対する意気込みも変わってきたでしよう。 奈保子: そうですね。デビュー当時はバタバタっていう感じで、  毎日が無我夢中っていう感じで過ぎてしまって…。それで去年事故があったでしょう…。  そのときただボーッとしてないで、いろんなことを考えました。それで今年に入って思ったのは、  歌はただ好きっていうだけじゃいけないなっていうことなんです。  歌って唄えば唄うほど難しいっていうのもわかったし…。とても奥深いものなんです。  だから私ももっともっと勉強しなくちゃいけないなって感じました。 FC: 今までわりと明るい歌を唄ってきて、「けんかをやめて」でしっとりしたイメージになったでしょ。  そういうのって自分ではどう思った? 奈保子: 自分でも最初どうやって唄っていいのかわからなかったんです。  でもとまどいっていうのはなかったな…。やっぱり年令とともに、私自身も少し落ち着いてきたのかな…。 FC: 来年も少し大人っぽいイメー。シでやっていくのかな? 奈保子: 今の「インビティション」もまりやさんの曲なんですけど、  たぶんああいう感じではないと思います。また何か違った一面を見ていただけるように来年は考えてます。 FC: でも奈保子ちゃん最近とってもきれいになったという評判だね。 奈保子: えーっ! FC: ひょっとすると恋でもしてるんじゃないかと…。 奈保子: きれいになったって言われるのは嬉しいんですけど…うーんとね…、  恋っていう恋はしてないんです。ステキだなーって思う人はいますけど。 FC: でも恋はそこから始まるのですよっ。 奈保子: アハハーッ。今いちばんいいなーって思うのはシルベスタ・スタローン!(笑) FC: なーんだ…。 奈保子: 私って感化されやすいんです。映画見れば、わーああいう人がいいとか言っちゃって…。 FC: 去年はスーパーマンだったもんね(笑)。でも男性観って変わった? 奈保子: うーん…変わってないです。やっぱりやさしくて、こうと思ったらやりとげるっていうか、  自分でひとつ決めたことを、できなくてもいいから一生懸命やる人がいいですね。あとね動物が好きな人! FC: 将来結婚したら犬とか猫とか飼うのが夢なの? 奈保子: そうなんです。 FC: 前にTV番組で結婚占いやってもらってたでしょ。  そのときすごいお金持ちの人と結婚するって言われてたねー。 奈保子: そうそう(笑)。  どうもそう言われてもビーンとこないんですけどまあ貧乏よりお金持ちのほうがいいのかなー…。  でもやっばりお金のあるないは関係ないですよ。そういうんじゃなぺて、  やっぱり心の広い、人間の大きい人がいいな。 FC: 顔は? 奈保子: 個性的な人…なんちゃって(笑) FC: E・Tみたいな人! 奈保子: イヤダー!(笑)だからね、やさしい目をした人がいい!  あったかいハートがそのまま顔に出てるような人です。 FC: ところで、今年できなかったことで、来年は絶対やりたいってことあるの? 奈保子: 去年の夏に日比谷野音でやったのに、今年はできなかったでしょ。あれがすごく残念でした。  来年は夏に、外でみんなとわーっとできるようなそういうステージをまたぜひやりたいです。 FC: プライベートなことでは? 奈保子: テニスを始めたんですけどあんまり上達できなかった(笑)。 FC: 来年はもっとうまくなりたい? 奈保子: でも私ってどうも連動がダメだから…(笑)。ほら、TVで運動会とかあるでしょ!。  もうイヤなんですよあれ…。私は出なくてもいいんじゃないか、  私はいればいるほどよくないんじゃないかと思うんですけどねー…一応いるんです、いつも。  出るたびに、あー早く走れたらどんなにいいだろうなーっていつも思う。だっていっつもビリなんだもん! FC: あまりコーフンしないで…。 奈保子: アハハーッ。だから私はスポーツはやらないほうがいいんです。  でも来年は健康のために少しやろうって思ってますけど…。 FC: ところで、シンガーとして、目標はやっぱり武道館? 奈保子: 夢はあります…。ただ小さな会館でもいいから、何日も続けてコンサートやりたいなって思います。  大きなステージで1日バーンとやるのじゃなくてね…。 FC: では最後に、ファンの人たちへ…。 奈保子: 私のファンの方たちって、やさしくていい人ばっかりです。いつも大きな声で応援してくれて…。  それで親衛隊の人たちもコールを一生懸命覚えてくれて、応援してくれるのはすごく嬉しいんですけど、  「けんかをやめて」や「インビティション」はコールが入れられないんですね。  大きな声で応援したいという気持ちは本当によくわかるんですけど、応援しにくい歌で申しわけなく思ってます。  だから「インビティション」も、みなさんじっと聞いていてください。私は一生懸命唄いますから…。  そして風邪ひかないようにがんばってください。新しい年を元気に迎えてくださいね!       可愛いらしさ、女のコらしさ  いろんな面を見せてくれた今年の奈保子来年も期待しよう! こ一年を振り返ってみると、奈保子はたくさんの表情を見せてくれた。 そしてそれはみんな飾らない奈保子自身。 素直な奈保子を出しながら着実に大きな歌手へと歩んでいるのです。 来年も思わずドキッとする奈保子を見せてくれそう!  少し大人っほくなったけど、あどけない笑顔はそのままね… 目をつぶってみると、「愛をください」の愛に苦しむ奈保子、 「夏のヒロイン」の明るくはちきれんばかりの奈保子、「けんかをやめて」の揺れ動く乙女の奈保子が 次々に思い出されていきます。そして現在「INVITAT10N」の奈保子…。 すてきな愛を得たけれど、愛がまだ怖い、という少女から女性になるときの誰でもが思う不安を歌っています。 どの歌も奈保子のもつやさしさが生かされたステキなものばかり。 ひとつの歌を唄い込むことによって奈保子は着実にシンガーとして成長していっているのです。 今年は、奈保子の持ち味を存分に出してくれました。そうなると、来年こそ、 本当の意味での飛躍の年となるのかもしれません。来年は奈保子にとってどんな年になるのかな? でも奈保子が唄い続ける限り、そしてあの明るい笑顔、がある限り、私たちは一生懸命応援したいものです。 最近少しやせて、とてもきれいになった奈保子。でもあの「あはは」笑いはそのまま。 この明るさで、83年もきっといい年にしてくれることでしようね! 「1NVlTATION」で今年をのりきろう! 聞けば聞くほどいい歌…。じっくりといつまでも聞いていたい、 という歌にひさしぶりに出会ったという気がしませんか? 女のコから女性への変わり目の不安を、奈保子が見事なほどしっとり唄いあげています。 82年から83年にかけては、「INVITATION」でがんばる奈保子。 こんなにいい歌を、みんなにもっともっと聞いてもらいたいね。 冬休み、少しだけ時間があったら、どんどんリクエストしてくださいね!