Naoko KAIHOU

かなりあ Vol.16




 

			

   いろいろな顔を見せてくれた1983年 「疑問符」でまた新たな奈保子発見!

この会報が出る頃は、学生の方はちょうど期末試験のまっ最中かな? それともやっと終わって、ホッとしている頃?12月はとっても忙しい月。 風邪などひかずに残された’83年を、がんばって乗り切ってくださいね。 さて今年一年、奈保子の応援、本当にどうもありがとう。 来年も今年以上によろしくお願いしますね!  イメージカラーはエメラルドグリーン 今年、奈保子の顔はとてもめまぐるしく変わっていきました。 「ストロータッチの恋」のかわいらしさ、「エスカレーション」の激しさ、 「UNバランス」のせつなさ…。そして「疑問符」では哀しさを表現しています。 これだけいろいろな曲を歌いこなしてきた1年。 奈保子にとっても勉強になった年に違いありません。 12月1日に発売以来、好調な出足を見せている「疑問符」。 衣裳も淡いエメラルドグリーンを基調に、歌にぴったりマッチしていますね。 「UNバランス」以上のヒットを目指し、リクエストよろしくお願い致します。 〈奈保子からのメッセージ〉 ひさびさのスローテンポです。歌詞がとても淋しいものなので、 笑って歌えるような曲ではないから、テレビで、とても淋しそうに写るかもしれませんね。 でもこの歌詞の中の主人公になりきつて歌いたいと思います。 そして「UNバランス」以上にがんばります。  アルバム「ハーフ・シャドウ」が高い評価を得ています 雑誌「GORO」のアルバム評で、なんと1位を取った「ハーフ・シャドウ」。 内容がとても充実しているということで、「GORO」のみならず、 業界でも高い評価を得ています。 「アルバムが評判いいということはとても嬉しいことなんです。 シングルと違って、アルバムにはいろいろな世界があるでしょう。 それだけに毎回、アルバム作りは大切にしてきました。 今後も多くのみなさんに聞いてもらえるような、いいものを作っていきたいですね」 と奈保子。特に奈保子のアルバムは、A・B面を分けて、 B面は一人の方に曲作りを担当してもらうという、 いわば思い切った試みをしてきただけに、高い評価はとても喜こばしいことなのです。 来年はどんなアルバムが飛び出すか、みんなの注目の的となっています。 奈保子にとって、とてもめまぐるしく過ぎて行った1983年が、 暮れようとしています。出す曲すべてがベスト10にランクされたり、 充実したコンサート活動や、また髪をショートにして、 イメージチェンジをしたのも今年の出来事。本当にがんばってくれました。 過ぎたことは振り返らない奈保子だけど、 今ちょっぴり立ち止まって、今年1年の思い出話をしてもらいましょう…。 〈コンサート〉 例年以上に、今年はあっと言う間に過ぎて行ったような気がします。 これも、コンサートの回数が多かったから、そう思うのかもしれませんね。 でも今年のコンサートは、それぞれにとても思い出深いものがあります。 前半は、バックバンドの方に参加していただいて、中年隊という名で、 楽しいステージ作りをすることができたし…。 印象に残っているのは、やはり7月24日の20才の、バースディーコンサート。 読売ランドイーストという、とても大きな野外ステージで、大勢の方に祝ってもらって、 嬉しかったな…。 それにこの日から夏のコンサートが開始されだということも、 印象深いものにしているんでしょうね…。 夏のコンサートツアーの前に、合歓で合宿をしました。 もう暑くて暑くて、公開リハーサルのときは、生まれて初めてくらい、 たくさんの汗をかきました。衣裳を何度もチェンジして…。 終わったあとはさすがにフラッときましたね。 お客さんに女のコが増えてきたのも今年。 …やるたびに女のコの姿が目立ってきて、これもとても嬉しいことです。 同性の方の応援って、男のコからの応援とまた違った意味で励みになるんです。 夏のコンサートを境に、ステージのおしゃべりも、 決まったものではなくなって、わりと気ままにお話しできるような構成になりました。 そうそう、途中手紙を読むコーナーもありましたね。ファンクラブに届いている、 みなさんのお便りを使わせていただいてたんですよ。 またこういった、ファンのみなさんと接点を 持てるステージをやりたいですね。一年を通して、やはりいちばん心に残ったのは、 秋の「愛のコンサート」ですね。ガラッとステージ変えたし、 オリジナルもアンコールにもっていったりと、 私にとってはとても勇気のいるコンサートだったんです。 二部は衣裳変えもなく、踊りもなく、本当に歌中心…。 でもとても勉強になりました。 終わってから、みなさんに「とてもよかった」というお便りをいただいたときは、 ああ、やってよかったとしみじみ思いました。 来年もより以上のものを作っていこうと思っています。 〈海外取材〉 一月のバリ島を皮切りに、今年もいろんなところへ行きました。 グアム ヨーロッパ…。 やっぱり今年行った中で、いちばんよかったのはバリですね。 現地の方のあたたかい人柄、そしてきれいな海…。また行きたい な…。楽しみにしていたヨーロッパは、異常気象でとても寒く、 あんまりいい印象はないんですよ…。あっニ一スは暖かくてよかったけど(笑)。 このヨーロッパの写真集、見ていただくとわかるんですけど、 私かなり着ぶくれしてるんですよね(笑)。ランニング着て、 Tシャツ着て、トレーナー着て、セーター着て、ジャンパー着て…(笑)。 もうぶくぶく!今度は絶対気候のいいときに行きたいですね。 〈休日〉 だいたい一ヶ月に一日の割合いでお休みがあります。 ほとんど家でお料理したり、ちょこちょこっと買い物行ったりで終わっちゃうんですね。 二日続けてお休みがとれれば、近郊へ出かけてのんびりできるんだろうげと、 一日だと行って帰ってくるだけでしょ…。 だからお休みは家にいて、VTR見たり、テレビ見たり…。 映画やコンサートは、お仕事の合間に行くんです。今年はたくさん見に行ったなあー。 映画は話題作全部見たし、コンサートも外国アーティストのステージによく行きました。 ディオンヌ・ワーウィックは歌はすごくうまいけど、ステージィングは普通だった…。 マンハッタン・トランスファーは歌も踊りも最高!でもなんと言ってもすごかったのは、 やっぱりライオネル・リッチー。12月にもう一度見に行くんです。 もう見ていると、自分もすごくのってきて、 警備員振り切って花束渡したい心境になるんです(笑)。 他の方のステージって、とても勉強になるけど、またそれ以前に、 心から楽しむつもりで見に行っています。 〈ミッキー〉 最近ミッキーがすごいの…。淋しがり屋になっちゃって…。 朝私が鏡の前でしたくしてると、出かけることわかるんですね。 もうひざの上から離れないの…。私が帰ってくると、 車が外に止まったとたん吠えてるし。 玄関開けると涙流して飛びついてくるんですよ…。 ミッキーをこれほど淋しがり屋にしたのは、 やっぱり今年家族に加わったアリスのことがあるみたい。 アリスってまだ小さいから、家族はついついアリスをかまっちゃうでしょ。 それでやきもちやいて、淋しさがたまっちゃったみたい。 ほら、よく子どもでも、長男長女は手がかかるけど、 次男次女はほっといても大きくなるっていうのあるでしょう。 それと同じで、アリスはほっといても一人で遊んで、一人で眠っちゃうのね。 でもミッキーは、私が一緒でないと絶対眠らないんです…。 逆に私が落ち込んでると、ミッキーもわかるみたいで、しょんぽりしてるんです。 一生懸命なぐさめようとしてくれるしほんとに自分の子どものようにかわいい…。 ミッキーは心の安らぎです。 〈恋について〉 「恋の経験がないから色っぽくない」なんて、 最近ある雑誌に書かれてありました(笑) 。そりゃ一般的に言って、20才にもなって好きな人もいないのー? なんて不思議がられるかもしれないけど、 それほど思いつめられる人、いないんです。 私、あっいいなーっつき合ってみようかなーなんて、軽く思えないんですね。 ほんとに好きだなと思ったら、その人だけになっちゃうと思うから、 軽い気持ちでなんかつき合えない…。 けっこうそういう軽い感じでつき合ってる人っているでしょう。私はダメですね。 恋をしたら、仕事なんてそっちのけになっちゃうでしょうね、私って。 ただ相手の方によるけど…。すごく影響されやすいから、 例えばその人が、仕事一生懸命やりなさいよて言えばがんばるけど、 やめちゃいなさいって言われたら、すぐ仕事やめちゃうんじゃないかな…。 だからめぐり逢う人によってですね。でもね、自分でも納得できて、 まわりの人もあの人ならばって認めてもらえるような人を見つけたい…。 私が好きでも、え一っ?あの人?って言われるのはイヤですね。でも、 すごく好きになっちゃうと、まわりの意見なんて見えなくなっちゃうでしょ…。 そこらへんがこわいですね…。恋をしても、ある部分は冷静でいたい、 なんて思いますけどね…。 どうなるかしら(笑)。だけど恋するチャンスって、ほんとにないんです。 他の人はどうやって見つけるのかしら…。でもみんな、 長続きはしないみたい。パッとつき合ってやめるって感じみたいですけどね。 前にも言ったように、そういうのって、私できないし…。 恋をするのは、まだまだ先になりそう…。 私の家はけっこう厳しいんです。中学のとき、男の子から電話があっただけでも、 「あれは誰なの?」なんて言われちゃって(笑)。 でもそんなに陰険につき合うなとは言いません。好きになるのはかまわないけど、 学生なんだから思いつめちゃいけないって、それよりも、 もっと他にやることがあるでしょうって言われました。でもこの頃、 もちろんつき合ってる人なんていなかったから、うんうんって聞いてたけど、 言われてることはよくわかってました。 うちのおかあさんは、20才で結婚したでしょ。 だからそんなに早く結婚することないよって言ってます(笑)。 おかあさんは後悔しているわけじゃないんだけど、早く結婚すると、 家にこもりっきりになって、何もできなくなるでしよ。だから結婚するまでに、 いろいろなことやりなさいって。 そして結婚は遅いかなってくらいがちょうどいいって…。 すごくわかるけど、でも女の子としては、25才までにはって思うよね。 ウェディングドレスを30才すぎて着るのはどうも抵抗があるって言うか(笑)。 恋はまだまだ、なんて思いません。来年か、またはその次か…。 ただ人が思ってるほど、あせってはいません。 私は私。恋も仕事もマイペースがモットーなのです。 「早く1位取ってください」って、ファンの人から言われ、 がんばらなくちゃいけないなと思うんだけど、 がむしゃらに1位取るぞって言うのはないんです…。 もし1位取ったところで、1位より上はないわけでしょ。 だから楽しみは後って言うか、今までも少しずつ順位が上がってきてるし、 ひとつひとつ上がっていけたらいいなって思ってます。 でも1位になれたらすごく嬉しい。 がむしゃらに目指して取った1位ではなくて、一生懸命歌って1位になれれば…。 各賞にしても、もらえるのは嬉しいけど、賞のために歌ってるわけじゃないし、 歌っていたのが認められて、いただいた賞だって思ってます