Naoko Spot Light

今週のスポット・ライト


6月01日バージョン

昔のスタッフの奈保子さんについて


 

 1984 年 6月 1日発売シングル 「コントロール」 1984年当時のスタッフの奈保子さんの裏話 日本コロムビア担当ディレクター 古池さん  オーディションのとき、奈保子が送ってきたテープというのは、杏里 の「オりピアを聞きながら」だったんです。 それが、彼女のピアノでの弾き語りなんですけど、キーがちょっと高くて すぺて裏声で歌ってたんですよね。 それで、サビの部分はどうかなって思ってたんですけど、それがきれいな 声で歌い切ってたんです。声質に素直さもありましたしね。  それに彼女は、小さいときからピアノをやっていたので、メロ譜を渡 すと、もうすぐに歌えますしね。逆に間違いを指摘されたりして、音楽 的にしっかりしているところが、他のアイドルと違った強味ですね。  今回なんか、売野さんの詞のキワドサというところじゃ、プラウン管 で、あの子なりの実際の奈保子というのを出してますし、歌詞の把握や 曲のメリハリの出し方などの、消化も早いんです。  彼女ば歌に対する興味とか執着とかが、すごい強い子なんですよね。 一つ作品を作るごとに、自分の中で反省点を引き出し、改善していく子 なんですよね。いつもひたむきで、もっと上手くなりたい、もっと人を 感動させよう、自分の中のものをもっと人に知らせようとか。とにかく 感心してしまいます。  今後は、奈保子の内面的な成長というものを、彼女自身と接点を持ち ながら、背伸びをさせないように作っていきたいですね。 日本コロムビア宣伝 塩谷さん ”西城秀樹の妹、弟募集”のオーディションの時の企画から担当してきました。  第一印象というのは新鮮さ、さわやかさですね。歌に関するものは、 この子なら、3ヵ月きちんとレッスンすれば、もうけっこうカシッと歌 えると思いました。やっぱり彼女の場合、シングルの売り上げが夏場に 伸びるんですよね。彼女の持っている明るさとか透明感というものが、 夏向きのイメージなんでしょうね。そこで、リズムのあるものというこ とで「コントロール」に決めました。  製作サイドの方針ということになるんですけど、比較的ニュー・ミュ ージックの作家の作品が続いているんですけど、夏に向けてということ では初めての試みなんですよ。  つまり、彼女の年令とともに購買層の年令も上げて行きたいというこ となんですけどね。  今までのアイドルとは違ったものをやりたいと思ってまして、デビュ −以来失うことのなかったさわやかさを残して、もう少し歌唱力を押し 出していきたいと思っています。