Naoko Spot Light

今週のスポット・ライト


5月 10日バージョン

レコーディング



 

 1986年 初夏  オリジナルアルバム制作のため、レコーディングでスタジオワーク ★スタジオに入る前は、あらかじめ歌う曲のレッスンはするんですか? ☆そうですね。譜面は渡されているわけですから…。でもレッスンというほどの  ものでもないかな。  スタジオに入ると、中にピアノがあるから、マイクの前に立つ前に、自分で  弾いて  ”こういう感じで歌えばいいのかな″  って、考えることもあります。それで自分の中に何かを感じたら、それを表現して  いく…。でも小池ディレクターのイメージとそれが違ったりしたら、話し合って  変えていきますね。 ★技術的なことてはなくて? ☆だいたいフィーリングかな。  ”もっとこういうふうに歌ったほうが、伝わるんじゃないか”  みたいな感じです。すでに最初からテープは回ってるわけですから、いちばん  よかったところは残して、その感じでどんどん歌っていきます。 ★歌をうたうときって、自分の感情が技術面以上に大切になってくると思うんですが、  例えぱどうしても気持ちがのらないっていう日ってありますか? ☆うーん−それはやっはりある。自分で  ”なんか遠うなあ。いまいちしっくりこないなあ”  って思ったりすると、レコーディングスタッフにもすぐわかりますしね。  「今はちょっとダメです」って、言って、長時間吹き込めなかったこともあるし…。  それは体調の問題のときもあるし、気分の問題のときもあります。  そういうときにがんばって吹き込んだとしても、結局“いい歌“はできないんですよね。  わがままかもしれないけど、ダメなときはダメで、そこで終わる場合が多いです。  でもこういうことって、そんなにしょっちゅうあることではないですから−。 ★時問がないから、今日中に録音しなくちゃダメ!っていうときはどうするんですか? ☆今まではそういうことがよくあったけど、ラッキーなことに、気持ちがのらないまま  レコーディングに入ったってことはなかったんですね。現在、曲作りなどで考える  ことが増えて、逆に余裕みたいなものがなくなってきていると、大きくはないけれど、  気持ちの波も出てきてるんです、ですからこういう状態の中だからこそ、時間的に  しばられないで録音させてもらえることが本当に嬉しい。 ★近頃スタジオワークがとても楽しそうに見えますね。 ☆ええ、すこく楽しいです。特にレコーディング合宿のときなど、オケのテンポの  問題から、ミュージシャンの演奏のことまで、すべて立ち合って、  みんなでしょっちゅうディスカッションしてたんです。また  ”ああ、こういうふうにすると、こういう結果になるのか”  っていう発見もずいぶんあったし。  こうやって少しずつ納得して出来上がってくる段階を感じていると、  すこく楽しみだし、自分の歌入れのときの気構えも違っていました。 ★きっとファンのみなさんもうなずけるオリジナルアルバムに完成することでしょうね。 ☆そりゃもう(笑)。大自信作ですから。